エンジニアにとって実用性の高いスキルを身につけることはある段階で必ず必要になってくる。就職活動を始めるまでに事前準備として情報技術についての一般的な知識や、プログラミングに必要となる考え方といった基礎を学ぶことが重要視されている。しかし、実際に現場で働くとなると、その段階から一歩踏み出して実用性を考えた勉強が必要になるのだ。
実用性を志向して勉強するスキルとして、ここ最近人気が高いのがjavaである。プログラミング言語として広い範囲で利用ができることに加え、トレンドであるクラウドシステムの活用やWeb業界、アプリ業界で活躍できる可能性が高いことから、その習得によって広く道が開けると期待できるからである。しかし、その勉強に際しては仕事のできる領域を広くするという目的で行うと際限なく学び続けなければならなくなってしまうため注意が必要である。javaで簡単なプログラムを作れるようになることはそれほど難しいことではないものの、それを自在に扱えるようになるには膨大な量のトレーニングが必要となる。そのため、具体的に担いたい仕事を考えて、それに必要な範囲でのスキル習得を目指すのが利口な方法となるだろう。広く全般的に学ぶよりも一部に特化して学んだ方が速やかに現場で活躍できる人材になることができ、そうしなければ知識はあっても現場では役立たないエンジニアというレッテルを貼られてしまうことになるかもしれない。